3月 試合結果等
3月8日(日)、東京オリンピック2020の男子マラソン日本代表3人目を決めるMGCファイナルチャレンジ最後の第3戦を兼ねた第75回びわ湖毎日マラソンが開催されました。 MHPSマラソン部から松村選手と佐藤選手の2名が参加しましたので、以下に詳細をご報告致します。
第75回びわ湖毎日マラソン(2020年3月8日)
1.レース状況
天候は雨・気温9.5度・北北西の風2.1mの悪条件の中、午前9時15分にスタートのはずが機器故障でスタートのピストルが鳴らず、スタート位置についた251人の選手達が約3分近くも冷たい雨の中で待たされるトラブルがあった。
10分後の9時25分にスタートしたものの、冷え切った体に冷たい雨と向かい風に苦しんだ選手達は、序盤からペースが安定せず、有力ランナーが早々と先頭集団から遅れる波乱の展開となった。
結果、一般参加の作田選手(JR東日本)が日本人トップの4位:2時間8分59秒でゴールを切ったが、東京オリンピック日本代表3人目を決める設定記録「2時間05分29秒」に遠く及ばなかった。
MHPSの松村選手はスタート直後から低体温症のためペースが上がらず20km手前で自身初めての棄権、佐藤選手も前半の悪コンディションに苦しんだものの、後半は粘りの走りで順位を上げてゴールした。
2.大会結果
順位 | 選手 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | エバンス・チェベト | 2時間07分29秒 | ケニア |
2 | スティーブン・モコカ | 2時間08分05秒 | 南アフリカ |
3 | フィレックス・キプロティチ | 2時間08分51秒 | ケニア |
21 | 佐藤 歩 | 2時間13分57秒 | |
DNF | 松村 康平 | - |
3.各選手コメント
佐藤選手
昨年に引き続き、びわ湖毎日マラソンに出場しました。今回、サブテンを目標として挑みましたが目標から大きく遅れる結果となりました。 悪天候が重なった部分もありましたが、単純に力が足りませんでした。 寒い中、沿道から熱い応援をしてくださった皆様、どうもありがとうございました。
松村選手
今回、しっかり準備をして大会に臨んだにもかかわらず完走すらできませんでした。 このような事態は初めての経験です。 今後、同じ失敗を繰り返さないようしっかりと検証していきます。 応援ありがとうございました。
東京マラソン2020(2020年3月1日)
3月1日(日)、東京オリンピック2020の男子マラソン日本代表3人目を決めるMGCファイナルチャレンジ第2戦を兼ねた東京マラソン2020にMHPSマラソン部から岩田選手、定方選手、井上選手の3名が出場しました。
今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一般参加者が出場できない中、男子のレースは海外招待選手11人、国内招待選手11人、一般参加111人の計133人がエントリーしました。
スタート時、晴れ/気温11.5℃と若干暑さを感じるコンディションの中、午前9時10分に東京都庁前をスタート。
レースは、スタートから日本記録を約2分以上も上回るハイペースで先頭集団が進む中、井上選手だけが攻める走りで先頭集団の中で果敢に勝負、32km過ぎに大迫選手に抜かれ最後は失速しましたが感動の走りでした。
また定方選手と岩田選手は第2集団で粘りの走りで健闘、3人とも一流ランナーの証しとなる2時間10分を大きく上回るタイムでゴール、特に定方選手は自己記録を大きく更新する快走を見せました。
順位 | 選手 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ビルハヌ・レゲセ | 2時間04分15秒 | エチオピア |
2 | ハシル・アブディ | 2時間04分49秒 | ベルギー |
3 | シサイ・レマ | 2時間04分51秒 | エチオピア |
10 | 定方 俊樹 | 2時間07分05秒 | 自己新 日本歴代9位 |
8 | 岩田 勇治 | 2時間08分45秒 | 自己新 |
8 | 井上 大仁 | 2時間09分34秒 |
各選手コメント
定方選手
沢山の応援ありがとうございました。マラソン5回目でやっと成功することができました。 良い練習、準備ができ、それをしっかり発揮できたことが嬉しいです。 これまではマラソンを成功させるための試行錯誤でしたが、これからは日本代表を狙ったマラソンにしたいです。 今後はプレッシャーも大きくなるので更に成長できるように頑張ります。
岩田選手
応援ありがとうございました。 今回の東京マラソンはオリンピック代表選考という事で速いペース設定でのレースでしたので、先ずは自己ベスト更新を狙い自分の走りに集中しました。 結果は23位、2時間8分45秒の自己ベストを出す事が出来ました。チームの中ではベテランではありますが、まだまだ進化出来ているので、さらに上を目指し強くなれるよう、今後も取り組んでいきます。
井上選手
応援ありがとうございました。 今回は自分の限界まで攻めることを考えて走ったので、今回の成績は後悔の無い結果です。 東京オリンピック出場を目指してきたこの経験は、必ず次に向けて活かしていきます。 次に結果が出た時、この経験が良かったと言えるように今後もずっと挑戦していきますので、応援よろしくお願いします。