12月 試合結果等
第 104 回日本陸上競技選手権大会・長距離種目(12月4日)
去る12月4日(金曜)、第104回日本陸上競技選手権大会・長距離種目が開催されました。
日本陸上界トラック長距離種目No.1王者を決める今回の大会は、男女共10,000mで日本記録が誕生する稀にみるハイレベルな大会となりました。
三菱重工マラソン部から5,000mに的野選手、10,000mに井上選手、そして10,000mのペースメーカーとしてカンディエ選手(オープン参加)の3名が出場しましたので、その結果をご報告します。
12月4日(金曜)、ヤンマースタジアム長居(大阪府大阪市)
男子5,000m 16時24分 スタート(出走者27人)
順位 | 選手名 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 坂東 悠汰 | 13分18秒49 | 富士通 |
2 | 松枝 博輝 | 13分24秒78 | 富士通 |
3 | 吉居 大和 | 13分25秒87 | 中央大 20歳以下日本新記録 |
8 | 的野 遼大 | 13分35秒63 | 自己新2秒20更新、長崎県記録 |
*的野選手は、1,500mの2位入賞に続き、5,000mも8位入賞!
男子10,000m 2組(A組)18時29分スタート(出走者32人)
順位 | 選手名 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 相澤 晃 | 27分18秒75 | 旭化成 日本新、東京五輪代表内定 |
2 | 伊藤 達彦 | 27分25秒73 | Honda 日本新 |
3 | 田村 和希 | 27分28秒92 | 住友電工 日本新 |
15 | 井上 大仁 | 27分59秒40 | セカンドベスト |
OP | クレオファス・カンディエ | 27分43秒51 |
選手コメント
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的野 選手
5,000mでは初めての出場となった日本選手権。自信を持ってスタートラインに立つことができ、自己ベストで8位入賞することができました。中盤以降の大きな崩れもなく走り切ることができましたが、更に上の順位やタイムを狙う積極性が足りなかったと反省しています。しかし、力が付いている実感があるので、トラックレースの勢いをニューイヤー駅伝にも繋げられるよう頑張ります!
井上 選手
応援ありがとうございました。なかなか思うように走れないシーズンでしたが、駅伝・マラソンに向けての走り込み練習を行っている中で、ようやく状態が上がってきたと感じることができたレースでした。
しかし、周りのレベルもどんどん上がっているので、今ある常識にとらわれず更に上を目指していきます。
カンディエ選手
いつも応援ありがとうございます。今回はペースメーカーとして走りました。前半5,000mまでを予定どおりのペースメイクができ、良い仕事ができたと思います。
これからニューイヤー駅伝に向けて頑張ります。
タイムトライアル in 長崎(12月5日)
去る12月5日(土曜)、今年最後のトラックレースとなるタイムトライアルin長崎が開催されました。
当日はやや風があるコンディションでしたが、まずまずの好記録が出ております。
三菱重工マラソン部からは、一般・高校男子5,000m に松村・木滑・岩田・佐藤・目良・定方・吉田・江島・山下・林田の10 選手が出場しましたので、その結果をご報告します。
12月5日(土曜)、トランス・コスモススタジアム陸上競技場(長崎県諫早市)
一般・高校男子5,000m(5組)14時15分スタート(出走者35人)
順位 | 選手名 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 定方 俊樹 | 13分49秒26 | セカンドベスト |
2 | 江島 崚太 | 13分58秒14 | セカンドベスト |
3 | 林田 洋翔 | 14分00秒20 | セカンドベスト |
4 | 山下 一貴 | 14分05秒24 | |
6 | 目良 隼人 | 14分11秒01 | |
7 | 松村 康平 | 14分12秒57 | |
9 | 木滑 良 | 14分17秒23 | |
10 | 佐藤 歩 | 14分23秒80 | |
12 | 吉田 裕晟 | 14分24秒44 | |
19 | 岩田 勇治 | 14分40秒04 |
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選手コメント
定方選手
今回のレースは、チームメイトで前半のペースを作り、そして3,000mからは1人で飛び出してセカンドベスト記録を出せたことは自信になりました。レース後半は1人で追い込むのに限界がありましたが、まだ感触としては余裕がありました。ニューイヤー駅伝に向けて好調をキープしています。ニューイヤー駅伝で主要区間を走る責任感を持って、残り1 ヶ月チームを引っ張っていきます。
江島選手
今回のレースは13 分50秒を目標に走りました。
2,000mまで良いペースで走れていたのですが、後半失速してしまいました。しかし、安定して13分台を出せるようになったことは、成長した点だと思います。
ただし全国レベルで見てみると、まだ満足できるタイムではないので、ニューイヤー駅伝に向けてもっと調子を上げていきます。ご声援ありがとうございました。
林田選手
今回は、故障復帰明けのレースでしたが、自己ベスト更新を目標に挑みました。
結果は目標達成とはなりませんでしたが、復帰レースとしては良い感覚の走りができました。
これからの合宿でしっかり練習を積んで、ニューイヤー駅伝で納得のいく走りができるように頑張りたいと思います。応援ありがとうございました。
山下選手
今回、13分台を目標に臨んだレースだったのですが、後半にペースが上がらず目標を達成することができませんでした。しかし、体の状態は悪くないので、これから1 か月間でニューイヤー駅伝に向けて更に調子を上げていきたいと思います。
応援ありがとうございました。
目良選手
今回は、自分達でペースを作っていくレースでしたので、最初の1,000mまで、そして2,000mから先頭集団を引っ張りました。
その時に力を使い過ぎた感じで苦しくなり、中盤以降に先頭集団から遅れてしまいました。しかし、これぐらいで先頭集団から離れていては、話にならないと思います。
次はニューイヤー駅伝なので、それまでにしっかりと体を作り直したいと思います。
松村選手
今回、この大会に向けて良い練習ができていたのですが、結果は目標としていたタイムにあと少し届かず悔しい結果となりました。
今後の目標は、ニューイヤー駅伝及びマラソンになるので、気持ちを切り替え、チームを盛り上げていきます。
木滑選手
平凡なタイムでしたが、今回のレース前の体調及び練習状況を考えると、久しぶりに練習以上の結果を出せたと感じました。
最低限のタイムではありましたが、タイム以上に得るものはあったと感じる事が出来たレースだったと思います。
次はニューイヤー駅伝に向けてチームを盛り上げていきたいと思います。
佐藤選手
前回のレース以降、今ひとつの状態が続いていたので、この試合で切り換えてニューイヤー駅伝に向けて調子を上げることを目標に臨みました。しかし、結果はそれができませんでした。
毎回、万全な状態で走れることは少ないですが、そんな時でもチーム及び自分の目標達成を目指す必要があるので、次に向けて気持ちを切り替えたいと思います。
吉田選手
「怪我明けの復帰レース」ということで、現状でどこまで先頭に付いていけるかという目的意識で出場しました。
結果は、序盤までしか先頭に付けず、スピード及びスタミナ不足等の課題を多く見つけることができましたので、練習の中で課題を潰していきたいと思います。
今後は、ニューイヤー駅伝優勝に貢献できるよう、チーム力の底上げにつながる走りをしたいと思います。
岩田選手
応援ありがとうございました。今季最後のトラックレースでしたが、今年の初戦から今回のタイムトライアルin 長崎のレースまで、苦しい走りの結果となり、調子を引き上げる事が出来ずにいます。
しかし、ニューイヤー駅伝に向けてチーム一丸で闘っていく為にも気持ちだけは切らさず、少しでも体調を引き上げるように取り組んでいきます。